工場に配属になった。モチベーションアップのためにどんなことが学べるのか、得られるのか、経験者の声を聞きたい。
このような悩みを解決します。
この記事を書いている僕は、食品工場で4年間正社員の経験があります。 初めてのことだらけで学ぶことばかりでした。
新卒で入社あるいは中途採用で入社した会社で工場に配属になった場合、「どんなことを学べるんだろう?何か得られることはあるのか」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
特に工場勤務を希望していなかった方は気になるでしょう。
本記事では、工場勤務経験のある筆者が工場勤務で学んだことをご紹介します。
※筆者の場合ですので、会社や生産する製品によっては異なることがあるかもしれません。
リアルなことからくだらないことまでありますが、よかったら参考にみてください。
目次
工場勤務で学んだこと8選
機械の知識
正社員は機械のオペレーターをしますので、機械の知識は自然と身に付いていきます。
例えば、「どんな機械がどんな原理で動いていて、どんな役割を果たすのか」や、「どんなふうに触れば調整できるのか」などの知識が身に付きます。
機械の修理
工場内には、修理や点検を担当している設備管理課がいますが、小さな故障やちょっとした部品交換や機械メンテナンスは現場社員が担当していました。
筆者は全くと言っていいほど、機械の知識がなく、工具の使い方さえもほとんどわかっていない状態でしたが、実践で修理等を行っていくことでできるようになり、プライベートでもちょっとしたものの故障等は直せるようになりました。
工程ロス削減・業務効率化のノウハウ
工場では、いかに効率よく製品を作っていくかが重要となってきます。
日々、上司からはロスを削減するためにはどうすれば良いか問われていました。
そのため、工程をしっかり観察し、熟考して、「この作業は無駄なのではないか」、「他のやり方にすればもっとスムーズに行くのではないか」と考える癖がつき、実践してみることで工程ロス削減の成功体験を積むことができました。
このように工場勤務で学んだ工程ロス削減ノウハウは、部署異動した現在の仕事やプライベートにおいても生かされており、仕事のスピードを格段に速くすることができております。
人員の管理
工場内では、パート、アルバイト、外国人留学生をまとめ上げなくてはなりません。
例えば、「誰々さんはここの作業を」、「誰々さんはあそこの作業を」といったように、人員の配置をしたり、余剰人員ができないように、手の空いている人にちょっとした雑用などを頼んだりしていく必要があります。
遊んでいるアルバイトがいたりすると、時には叱ったりすることもあります。
1人で多くの人間を見なくてはならないため、人を管理し教育する能力が養われます。
世の中の夜勤の人の気持ち
夜勤明けの人と遊ぶことがある人もいるのではないでしょうか。
日中に勤務したことしかない人からすると、夜勤明けの人の気持ちは理解しにくいかもしれませんが、めちゃくちゃきついです。
工場勤務では夜勤をする場合もあり、筆者も夜勤をすることもありました。
夜勤明け後に少しだけ寝て、昼から人に会ったりしていましたが、他の人は万全な状態かもしれませんが、自分自身は体がきつい状態でした。
実際に自分自身が経験していると、夜勤明けの人と会う際に細かい配慮ができるようになるでしょう。
パートタイマーの奥様の職場での姿
子供の頃、パートに出ていた自分の親を含め、世間のパートに出ている奥様の様子が見れます。
変な文章になってしまったかもですが、影の頑張ってる姿を見れるというかんじです。笑
工場で勤務する中で、家庭のために休まず作業し、時にはきつい作業もこなし、パート同士のいざこざにも耐え、仕事が終われば子供を迎えに保育園に走る姿を自分の目で見て、「うちの親もこうだったのかなぁ」とか、「世の中の奥様方もみんな頑張ってるんだなぁ」と実感しました。
他にも、定年退職後に働きに来ているおじさんや、リストラにあって来ている人もいて、世間を見る視野が広がったと思います。
パートアルバイトへの指示
工場の社員はパート、アルバイトに指示をすることが多々あります。
気難しいおじさんや、やる気のないパートさんもいます。
そういった人たちにもきちんと指示をしないと自分の仕事になりませんので、どのようにして言えば動いてくれるのか、実践の中で学んでいくことができました。
多くの人をまとめ上げる必要がありますので、統率力が向上します。
外国人従業員への指示
工場には外国人の実習生、留学生がいます。
日本語が少し、あるいはある程度できる人もいますが、ほとんどできない人もいます。
そのような人にも当然指示をする必要がありますが、間違った内容で伝わってしまうと、工場内で大けがをする恐れがあるため、伝え方を工夫しなくてはなりません。
ジェスチャーをしたり、絵を描いたり、他の少し日本語ができる外国人に通訳してもらう等で伝えることができます。
日々接するため、外国人とコミュニケーションを取る力が養われます。
まとめ
筆者が工場勤務で学んだことをご紹介しました。
工場で勤務することになった方、工場勤務のモチベーションが下がってきている方のご参考になれば幸いです!