ユーティリティ(utility)は有用、万能、役に立つという意味があります。
その名の通り、様々な場面で活躍する万能なクラブです。
難しいロングアイアンの代わりの位置づけとして作られたクラブで、ロングアイアンが使いこなせないと悩んでいる人にとってはお助けクラブとなります。
多くのアマチュアゴルファーにとってはとても使いやすいクラブとして人気で、実際に女子プロゴルファーでも、ロングアイアンは入れておらず、ユーティリティを2、3本入れている選手もいます。
ユーティリティは主に2打目、3打目の距離のある場面で使うことが多いと思いますが、それ以外にも使いどころがあります!
ユーティリティにはウッド系とアイアン系がありますが、多くの人が使っているウッド系のユーティリティについてご紹介していきます!
ユーティリティの使いどころは?
セカンドショット
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ウッドが得意ではないため、セカンドショットはユーティリティで打つという人も多いです。
番手にもよりますが、一般男性の飛距離としては140~200ヤード、女性では100~140ヤードですので、セカンドショットとしては十分な飛距離です。
角度としては24度~26度のユーティリティが球が上がりやすく、距離を出しやすいです。
使いこなせるとセカンドショットの強い味方になります!
ショートホールのティーショット
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白ティーからだとショートホールは長くても大体180ヤードくらいまでですので、ユーティリティで狙っていけます。
前述のようにセカンドショットでもユーティリティを多用していくのであれば、その日のラウンドでユーティリティをスイングする回数が多くなります。
よって、慣れた状態でショートホールのティーショットにも臨めるため、自信をもって打つことができます。
120ヤードくらいの短めのショートホールでも手前くらいに落とすイメージで少し短く持ってハーフスイングで軽く打ち、グリーンに乗せることも可能です。
ハーフスイングなのでショット成功の確率も上げることができます。
アイアンの調子が悪い時や大きく振ると確率が悪い時はやってみるのも戦略の1つです!
他の人がウェッジやショートアイアンで打っていても自分がユーティリティの方が確率が高いと感じたら実行すると良いでしょう。
体験談ですが、ショートホールで先輩2人がショートアイアンを使った時に筆者がユーティリティを持った時がありました。
すると先輩が「え、なんでユーティリティ? 120ヤードだよ??」と言われました。
筆者はこっちの方が乗せれそうなのでと、ユーティリティで打ちました。
結果的に先輩2人がグリーンを外してしまったのに対し、筆者はグリーンオンしました。(結果2パットでパー)
いかにその時に自信を持って振れるクラブで臨むのが大切ではないかと思います。
ドライバーの代わり
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・初心者の方で、まだドライバーが上手く打てない人
・狭いコースでドライバーで打つとOBになる可能性が高い
・ある程度経験のあるゴルファーの方で、ドライバーがそんなに得意ではなく、大きく曲がることがあり、OBでスコアをロスすることが多い
このような場合に、ドライバーの代わりにユーティリティを利用することができます。
狭いコースにおいては、ユーティリティを使うことで曲がり幅を抑えることができるので、OBになるリスクを低減することができます。
また、ドライバーがそんなに得意ではない場合は、
仮にパー4を350ヤードとすると、ユーティリティで160ヤード打てれば、それを2回打ち、320ヤード。残り30ヤードを乗せれば3オン(ボギーオン)することができます。18ホール全部ボギーでスコアは90ですので、戦略としては十分だと思います。
このように、ドライバーの代わりとしても十分使っていけます。
ただし、会社のコンペや上司とラウンドをする時などに、ティーショットをドライバーで打たないといけないといった暗黙のルールがある場合があります。
長くて広いホールなのにドライバーで打たないなんて興ざめだといった感じです。
この辺りはその時の雰囲気などで見極めていきましょう。
仲のいい友人と回る時は気にしなくてもいいかと思いますが、ティーショットはドライバーの方が迫力があって、見ていて楽しいのもあります。
繰り返しになりますが、雰囲気で見極めていくのが必要です(笑)
ピンまで残り100yを乗せる
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100ヤードというと、アプローチウェッジやピッチングウェッジで高く上げてグリーンに乗せていくという人も多いですが、ユーティリティを使うこともできます。
ユーティリティで100ヤードというと、小さいふり幅で低弾道の転がしで簡単に届きます。
アプローチウェッジやピッチングウェッジで 100ヤード打つ場合はある程度振る必要があります。
しかし、ユーティリティで100ヤードはもっと小さいふり幅で打つことができますので、大きく振る場合よりもミスをする確率を低くすることができます。
前に池など何もない場合はミスの確率を下げるために敢えてユーティリティを使って転がしていくのも良いマネージメントの1つです!
アプローチ
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意外に思う方もいるかもしれませんが、ユーティリティはアプローチにも使うことができます。
使う場面としては芝が薄くて、ウェッジで打つとダフりなどのミスをしそうな時や前に何もなく、転がして安全にグリーンに乗せたい時です。
実際にティーチングプロの方も紹介しています。
距離感を掴む練習は必要ですが、習得すれば芝の薄い時でも楽々とグリーンに乗せることができますので持っておいて得する技だと思います!
まとめ
ユーティリティはその名の通り、様々な場面で使うことのできる万能なクラブです。
優しいクラブで多くのゴルファーに人気でロングアイアンが苦手な人にとってはお助けクラブになります。
7番アイアンが苦手でユーティリティを使っている人もいます!
ティーショット、セカンドショット、アプローチと用途が幅広くて使いやすいので、使ってみようか迷っている方はぜひ使ってみてください(^^♪
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